ゴットフリート・フォン・フライベルク

シューベルト/八重奏曲ヘ長調(1951)
CD(Westminster MVCW−19003)

シューベルト/八重奏曲ヘ長調Op166、D803
 〜2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、
  コントラバス、クラリネット、ホルンと
  ファゴットのための
 ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団
 アントン・カンパー(第1ヴァイオリン)
 カール・マリア・ティッツェ(第2ヴァイオリン)
 エーリヒ・ヴァイス(ヴィオラ)
 フランツ・クヴァルダ(チェロ)
 レオポルド・ウラッハ(クラリネット)
 ゴットフリード・フォン・フライベルク(ウィンナホルン)
 カール・エールベルガー(ファゴット)
 ヨ−ゼフ・ヘルマン(コントラバス)
 録音 1951年(モノラル)
   ウィーン・コンツェルトハウス・モーツァルトザー

 1950年代のウィーン・フィルのメンバーによるシューベルトの八重奏曲です。ウラッハのクラリネットやフライベルクのホルン、エールベルがーのファゴットなど名手達によるウィーンの香りただよう名盤です。 
 シューベルトはホルンを大切にした曲が多いのですが、この曲にも重要なメロディーを吹かせています。第1楽章のアレグロの中で吹かれる流れるようなメロディーはクラリネットの主題に続くもので流れるような主題が美しいです。フライベルクのホルンが美しいです。
 第3楽章・アレグロ・ヴィヴァーチェは「ロザムンデ」を思わせる主題と響きが流れてきます。第4楽章アンダンテは「ます」の主題を思わせる歌曲のようなメロディーが歌われます。第5楽章:メヌエットはこの曲の中でも白眉といえる楽章です。クラリネットの美しい主題が転調しながら歌われ弦楽器、ホルンに受け継がれていきます。全6楽章、小さい編成ながらもオーケストラのような作品です。


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