スティーヴン・グロス

ブリテン/セレナード/ジェイコブ/ホルン協奏曲
CD(SUMMIT DCD 490)

ホルンと弦楽のための作品集
1.ブリテン/テノール、ホルンと弦楽のための
          セレナードOp31
2.ラーション/ホルンと弦楽のための
        コンチェルティーノOp45−5
3.ジェイコブ/ホルンと弦楽のための協奏曲

  スティーヴン・グロス(ホルン)(1〜3)
  スティーヴン・ストーレン(テノール)(1)
  デイル・クレヴェンジャー指揮
   カメラータ・インディアナポリス
    録音 2007年

 スティーヴン・グロス2作目のアルバムもクレヴェンジャーとの共演です。ホルンと弦楽のための作品でブリテンがメインでしょう。この演奏では第3曲「ノクターン」が少し遅めのテンポで演奏されています。多分にクレヴェンジャーの解釈があったのでしょう。ホルンをゆったり吹かせることによって速いパッセージを浮き立たせる効果があります。グロスの演奏は素晴らしいです。賛歌のきれいなホルンは印象的です。テノールのストーレンも名唱です。
 ラーションのコンチェルティーノはヘルマンソンの録音がありますが、グロスの演奏も見事で新たな光を与えています。ジェイコブの協奏曲はヘルマンソン、パイアットに続いての録音です。ブレインのために書かれた作品だけに難しいフレーズの連続です。グロスの滑らかな演奏も聴き物です。


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