ローラント・ホルヴァート

ホルンとピアノのための音楽第5集/ぺリンカ/ジョンのための協奏曲
CD(ARICORD CDA-19408)

ホルンとピアノのための音楽第5集
1.ブルックナー/R・ワーグナーへのエクローグ
2.ドビュッシー/英雄の子守唄
3.   〃  /ラモーを讃えて
4.デュカス/牧神のはるかな嘆き
5.メシアン/ポール・デュカスの墓のための小品
6.ぺリンカ/ジョンのための協奏曲Op24

  ローラント・ホルヴァート(ウィンナホルン)(1&6)
  ウェルナー・ペリンカ(ピアノ)(1〜6) 
  録音 1990年代後半

 ローラント・ホルヴァートのホルンとピアノのための音楽第5集です。
 ブルックナーの作品は交響曲第7番の第2楽章:アダージョをホルンとピアノで演奏したものです。この7番を作曲中にワーグナーが亡くなっており第2楽章は「葬送音楽」となりました。この楽章ではワーグナーチューバが使われていますが、ウィンナホルンの響きは荘重でこのアダージョで深い響きを聞かせてくれます。
 ドビュッシーの「英雄の子守唄」はピアノ作品です。管弦楽への編曲もあります。「ラモーをたたえて」はピアノのための影像第1集の第2曲です。
 デュカスの「牧神のはるかな嘆き」はピアノ作品で「ドビュッシーの墓碑銘」として書かれています。
 メシアンの「ポール・デュカスの墓のための小品」もピアノ作品です。1935年に書かれています。
 作曲家でもあるピアニストのウェルナー・ペリンカが書いた「ジョンのための協奏曲」はホルンとピアノのための作品で3つの楽章からなる大作です。ジョンとは非業の死を遂げたアメリカの若いホルン奏者ジョン・ホーキンスのことで、そのジョンの思い出にペリンカが作曲したものです。悲劇的なメロディもありますが作品としては素晴らしいものです。


トップへ
戻る
前へ
次へ