ウルリヒ・ヒューブナー

モーツァルト/ホルン協奏曲第3番変ホ長調
CD(Zig-Zag ZZT060201)

モーツァルト/協奏曲集
 1.2台のピアノのための協奏曲変ホ長調K365
 2.フルートとハープのための協奏曲ハ長調K299
 3.ホルン協奏曲第3番変ホ長調K477

  ジョス・ファン・インマゼール(ピアノフォルテ)(1)
  金子陽子(ピアノフォルテ)(1)
  フランク・トゥンス(フルート)(2)
  マルヤン・ド・ヘール(ハープ)(2)
  ウルリヒ・ヒューブナー(ナチュラルホルン)(3)
  ジョス・ファン・インマゼール指揮
   アニマ・エテルナ
  録音 2005年2月27日&3月1日 
    ブルージュ、コンセルトヘボウ

  オリジナル楽器のアニマ・エテルナによるモーツァルトです。2台のピアノのための協奏曲はモーツァルトと姉のナンネルが弾くために作曲されています。変ホ長調の力強い響きが冒頭から聞かれます。楽器は19世紀のピアノフォルテ(フォルテピアノ)のコピーが使われています。モーツァルト時代の音が再現されます。
  フルートとハープのための協奏曲はパリ旅行中に作曲したことはよく知られています。当時のフルートは木管で響きはやわらかです。ハープはシングルアクションのものが使われています。演奏を聴きますとしっとりとしたフルートの響きがたまりません。ハープは違いを感じません。
  ホルン協奏曲第3番は名手ヒューブナーがナチュラルホルンを駆使した名演です。第1楽章ではハンドストップを駆使してやわらかな音を出しています。カデンツァも見事です。ロマンツェもきれいです。ロンド楽章は速いテンポで演奏していて実に素晴らしい演奏です。全曲の録音が待たれます。


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