グリゴリー・ハスティス

テキサス・ホルンズ/ターナー、ベッケル、バーバー他
CD(CRYSTAL RECORDS CD774)

1.ターナー/ブロンズのトリプティク
        〜12のホルン、ティンパニと打楽器
2.ベッケルJr/西部アメリカの3つの肖像
3.ジョン・ウィリアムズ〜ロレンツォ編/
          フックト・オン・ウィリアムズ
4.サミュエル・バーバー/アダージョ
5.ジョーンズ/子供の誕生(メイヤー編)
6.ブラハム/フルバー(メイヤー編)
          ライムハウス・ブルース
7.ウォルフ/Spring Can Really Hang You Up 
           the Most(メイヤー編)
8.プロクター/アメイジング・グレイス
           
 ポール・フィリップス指揮
 ダラス&ヒューストン交響楽団ホルン・セクショ
 ブルース・ヘンニス(ホルン)
 ロジャー・カザ(ホルン)
 フィリップ・スタントン(ホルン)
 ブライアン・トーマス(ホルン)
 ポール・ケイプハート(ホルン)
 グリゴリー・ハスティス(ホルン)
 デイヴィッド・ハイド(ホルン)
 ニコレ・キャッシュ(ホルン)
 ナンシー・グーディアール(ホルン)
 ウィリアム・ヴァーミューレン(ホルン)
 ハレー・フープス(ホルン)
 ジェームズ・ニッケル(ホルン)
 ブライアン・デル・シグノーレ(パーカッション)
 メレディス・ネルソン(パーカッション)
 ゴードナー・コンドー=クック(パーカッション)
 クレーク・ハウシルト(パーカッション)
 ケビン・ヤブロンスキ(コントラバス)
 録音 2007年11月19〜21日
   ヒューストン大学コンサートホール

 ダラス交響楽団とヒューストン交響楽団のホルンセクションとパーカションにコントラバスが加わった大きな編成による演奏です。
 1曲目のターナーの作品は序奏と3つの楽章からできています。第2楽章「間奏曲と道の終わり」ではホルンのソロが聞かれます。
 ベッケルJrの「西部アメリカの3つの肖像」は人気のある曲らしくアメリカではしばしば演奏されるようです。第1曲:サンタフェへの道、第2曲:草原の日の出、第3曲:コロラドの眺望からなり、12本のホルンとパーカッションで演奏されます。壮大な曲です。
 「フックト・オン・ウィリアムズ」は映画音楽からの編曲です。バーバーのアダージョは「弦楽のためのアダージョ」をメンバーのロジャー・カザが12本のホルンのために編曲しています。ミュートを交えた響きの良さは絶妙です。ディック・メイヤーの編曲による「子供の誕生」は小品ですが、ホルンだけの演奏、緩やかなテンポの子守唄です。「ライムハウス・ブルース」はボーカル・ジャズ・ナンバーです。スイングするホルンが楽しそうです。「Spring Can Really Hang You Up the Most」もジャズナンバーです。
 最後を飾る「アメイジング・グレイス」は18世紀アメリカで生まれた賛美歌ですが、現代においても人気の高い曲で歌い継がれています。ホルン・アンサンブルで聞くのは荘重な響きで素晴らしいものです。


トップへ
戻る
前へ
次へ