デニス・ブレイン

モーツァルト/ディヴェルティメント第17番ニ長調
CD(Pearl GEM0183)

モーツァルト作品集
1.ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447
2.ディヴェルティメント第17番ニ長調K334
3.ピアノと木管のための五重奏曲変ホ長調K452

  オーブリ―・ブレイン(ホルン)(1〜3)
  デニス・ブレイン(ホルン)(2)
  エードリアン・ボールト/BBC交響楽団(1)
  レナー弦楽四重奏団(2)
  レオン・グーセンス(オーボエ)(3)
  カスリン・ロング(ピアノ)(3)
  フレデリック・サーストン(クラリネット)(3)
  J・アレキサンダー(ファゴット)(3)
   録音 1940年4月9日(1)
       1939年2月16日(2)
       1928年3月19日(3)

 オーブリ―・ブレインのモーツァルト作品集です。「ホルン協奏曲第3番」は何度も復刻されていますが、このアルバムは2002年のロジャー・ベアーズリーによる復刻です。SPの低音を大変よく拾ったものです。生々しい音がきこえてきます。オーブリーの音色とデニスの音色が大変よく似ていることがわかります。カデンツァは夫人のマリオン・ブレインによります。
 「ディヴェルティメント第17番」はデニス・ブレインが17歳の時の録音で初めての録音、また父子の共演でした。この復刻はレナー・カルテットの美音とブレイン父子のホルンがきれいなモーツァルトを聞かせてくれます。メヌエットではブレイン父子の素晴らしいホルンの和音が響きます。
 ピアノと木管のための五重奏曲変ホ長調は1928年の録音でおそらく世界初録音と思われます。オーボエを吹くのがレオン・グーセンスという貴重な録音です。オーブリーのホルンは見事な演奏です。後にデニス・ブレインもこの作品を2度録音しています。


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