リチャード・バーディック

リチャード・バーディック/ホルン作品集
CD(I Ching Music CD25)

リチャード・バーディック/ホルン作品集
1.ナイス・ノーツOp141c
2.ホルン四重奏のための「火星」
3.ホルン三重奏曲Op36−1
4.ホルン四重奏曲Op39
5.ホルン四重奏曲変ロ長調Op51
6.ホルン四重奏のための「7つの俳句」
7.自作主題による変奏曲Op81
8.シンフォニア第2番Op111
9.室内交響曲第7番Op133
10.シンフォニア第5番Op161−1
11.シンフォニアTX1 Op161ー2

  リチャード・バーディック(ホルン)
             (多重録音)
   録音 2010年

 リチャード・バーディック(1961〜)はカリフォルニア生まれのアメリカのホルン奏者で、たくさんのホルン作品を作曲しています。このアルバムはバーディックの小品集ともいえるものです。
 「ナイス・ノーツ」はホルン四重奏のための9つの小品で各作品の間に間奏曲として挿入されています。「火星」は5分ほどの小品。不協和音が鳴り響きます。
 ホルン三重奏曲Op36−1は5分ほどの小品。穏やかなテンポで演奏されます。ホルン四重奏曲Op39は4つの短い楽章で構成されています。第1楽章はフーガ風で一人四重奏は難しいと思われます。
 ホルン四重奏曲変ロ長調Op51も4つの楽章で構成され、こちらは全曲15分の作品です。ホルン四重奏のための「7つの俳句」は1分30秒の小品、あっという間に終わります。
 自作主題による変奏曲Op81は5分あまりの作品。ミュートを使いますので音色の変化があります。シンフォニア第2番Op111は3つの楽章で構成され、第1楽章のフーガ風の曲が面白いです。
 室内交響曲第7番Op133は原曲がクラリネット、ホルン、ピアノ、コントラバスとテープによる編成ですが、ここではホルン五重奏になっているようです。8分あまりの作品ですが、かなり自由な作品でこれをひとりで演奏するのは困難を極めると思われます。ノーマルホルンとミュート付きホルンで作られる響きは見事です。
 シンフォニア第5番Op161−1はホルン四重奏のための作品で5分あまりの小品です。次のシンフォニアTX1 Op161ー2は1分あまりの小品で、2つはセットになっています。


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