アラン・シヴィル

モーツァルト/ホルン協奏曲全集(1966)(EMI英国盤)
CD(EMI CDEMX−2004)

モーツァルト/ホルン協奏曲全集
 1.ホルン協奏曲第1番ニ長調K412
 2.ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447
 3.ロンド変ホ長調K371(シヴィル編)
 4.ホルン協奏曲第2番変ホ長調K417
 5.ホルン協奏曲第4番変ホ長調K495
   アラン・シヴィル(ホルン)
   ルドルフ・ケンペ指揮 
    ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
    録音 1966年9月28日&10月1日

  これはシヴィルの2度目の録音でした。こちらはロンドが収録されています。
  協奏曲は30代のシヴィルの力強い演奏でした。モーツァルトの協奏曲を華やかに聞かせました。ロンドについては逸話があり、オ―ブリー・ブレインがデニスではなくシヴィルに楽譜を渡したというのです。そのためブレインが悔しがったというのですが・・・
 そのシヴィルがオーケストラパートに編曲を加えていますが、展開部に大きなカットがあり、2度の録音でこの楽譜を使っています。これでロンドを覚えた私はペンツェルの演奏を聴いた時、聞いたことのないフレーズがあってびっくりしました。しかしながら、シヴィルはカットしたはずのフレーズをカデンツァに使ってしまうという面白いことをやっていたのでした。 


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