アントニー・ハルステッド

ブリテン/セレナードOp31
CD(Nimbus NI 5234)

ブリテン/声楽と弦楽のための作品集
1.イリュミナシオンOp18〜テノールと弦楽
2.セレナードOp31〜テノール、ホルンと弦楽
3.夜想曲Op60〜テノールと管弦楽
   アントニー・ハルステッド(ホルン)(2)
   ジェリー・ハドレー(テノール)(1〜3)
   アンリエッテ・シェレンベルグ(ソプラノ)(2)
   レイチェル・マスターズ(ハープ)(3)
   スティーヴン・ロバーツ(ホルン)(3)
   デイヴィッド・キャンベル(クラリネット)(3)他
   ウィリアム・ボートン指揮
     イギリス弦楽オーケストラ
    録音 1989年8月6〜28日

 ジェリー・ハドレーのテノールによるブリテンの声楽作品集です。イリュミナシオンの歌唱は弦楽をバックに実に素晴らしい声をきかせています。
セレナードはハルステッドがホルンを吹いています。ハルステッドの演奏はブレイン、タックウェルの流れを継承したものではなく、むしろアラン・シヴィルの演奏を思わせるものです。タンギング、音の割り方などよく似ています。第3曲:ノクターンなどはその特徴がよく出ています。第6曲:賛歌も同様で、いつもとはちょっと違う響きを楽しむにはピッタリです。ハルステッドは1988年に夜想曲Op60を録音していました。
 このアルバムでは夜想曲のホルン・オブリガートをスティーヴン・ロバーツが吹いています。ミュートを使ったホルンがホールに響きます。この曲ではホルンはあまり目立ちませんが、その前のハープ・オブリガートは大変活躍しますので楽しめることでしょう。


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