ロビン・ダウアー

ホルンとピアノのためのアメリカ音楽
CD(Mark Custom 4152-MCD)

1.ポール・ホームズ/セレナーデ
2.バーンスタイン/ミッピーT世のためのエレジー
3.アンソニー・ドナート/ホルン・ソナタ
4.ギュンター・シューラー/夜想曲(1943)
5.クインシー・ポーター/ホルン・ソナタ
6.ウィリアム・プレッサー/幻想曲
   〜賛美歌{The Mouldering Vine」による
7.アーサー・フラッケンポール/ラルゴとアレグロ

 ロビン・ダウアー(ホルン)
 (使用楽器:コーン28D)
 デニス・ヘイ(ピアノ)
  録音1998年

 ロビン・ダウアーはアーカンソー交響楽団のメンバーでアーカンソー国立大学の助教です。このアルバムはホルンとピアノのためのアメリカ音楽です。
 いずれも録音の少ない曲ばかりです。バーンスタインの「ミッピーT世のためのエレジー」とギュンター・シューラーの「夜想曲」そしてフラッケンポールの「ラルゴとアレグロ」は他にも録音がありますが、ドナートとポーターのホルン・ソナタは他に録音はないかもしれません。演奏はコーン28Dを使用したもので、アメリカのホルンそのものです。太い響きがあります。
 ドナートのホルン・ソナタは1950年に出版された作品で物語風の作品です。メロディがわかりやすく楽しいです。シューラーはホルン奏者で「夜想曲」は17歳の時に作曲したものです。
 クインシー・ポーターのホルン・ソナタは第1楽章:レント-アレグロ・モデラート-レント、第2楽章:ラルゴ・エスプレシーヴォ、
第3楽章:アレグロ・モルトという遅いテンポの楽章が多い作品です。第3楽章は現代作品とは思えないロマンティックな作品です。
 フラッケンポールの「ラルゴとアレグロ」は1962年の作品でフィラデルフィアの名手メイソン・ジョーンズに献呈されています。演奏はまるでジョーンズが吹いているかのようです。


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