ジョン・バローズ

ブラームス/ホルン三重奏曲変ホ長調(1961)
CD(PHILIPS PHCP−9599)

1.ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op61
   (カデンツァ:ブゾーニ&ヨアヒム)
2.ブラームス/ホルン三重奏曲変ホ長調Op40

  ヨーゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)(1、2)
  ジョン・バローズ(ホルン)(2)
  ミエチェスラフ・ホルショフスキ(ピアノ)(2)
  アンタル・ドラティ/ロンドン交響楽団(1)
    録音 1961年6月(1)
        1961年10月(2)

 このCDはシゲティのベートーヴェンがメインです。シゲティの数少ないステレオ録音の中の1枚でした。
 ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は第1楽章の冒頭からオーケストラのよい響きが聴かれます。シゲティの美しい響きのヴァイオリンが聴かれます。時折哀愁的に響くシゲティのヴァイオリンは独特です。カデンツァは珍しいブゾーニによるものです。カデンツァの後半に弦楽オーケストラが入ります。コーダも美しい演奏です。第2楽章のラルゲットはオーケストラとの掛け合いの美しい演奏です。時にはすすり泣くようなヴァイオリンが響きます。第3楽章のロンドは快適な演奏になります。オーケストラも良い響きです。後半のカデンツァはヨアヒムのものを弾いていました。さすがに良い演奏です。
 ブラームスの「ホルン三重奏曲」はシゲティのヴァイオリンが目立ちますが、第1楽章はバローズのホルンが徐々に明るく響いてきます。第2楽章のスケルツォはピアノも輝きをみせておりヴァイオリンとホルンが明るく歌います。楽しいスケルツォです。トリオの演奏がまたよい響きでピアノもきれいです。後半のホルンもきれいな演奏です。第3楽章のアダージョ・メストは哀愁的な主題が歌われます。ホルンとヴァイオリンの調和のとれた響きがきれいです。バローズのホルンが明るくきれいに響きます。第4楽章「アレグロ・コン・ブリオ」はホルンの活躍がめざましいです。ここではヴァイオリンとピアノも良い響きです。ブラームスのホルン・トリオの楽しさを感じます。シゲティのヴァイオリンで聴けるのは嬉しいことです。よい演奏です。


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