ノルベルト・ハウプトマン

モーツァルト/協奏交響曲変ホ長調K297b(1971)
CD(EMI TOCE−6583)

カラヤン/モーツァルト作品集
1.フルートとハープのための
        協奏曲ハ長調K299
2.管楽器のための協奏交響曲
              変ホ長調K297b

  ジェームズ・ゴールウェイ(フルート)(1)
  フリッツ・ヘルミス(ハープ)(1)
  カール・シュタインス(オーボエ)(2)
  ヘルベルト・シュトール(クラリネット)(2)
  マンフレート・ブラウン(ファゴット)(2)
  ノルベルト・ハウプトマン(ホルン)(2)
  ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   録音 1971年8月17〜23日

 この録音はカラヤンがEMIと再契約後にサンモリッツでモーツァルトを録音したときの中の2曲です。交響曲は1970年に録音しており、翌1971年には管楽器の協奏曲を録音しました。ただしホルン協奏曲はザイフェルトとグラモフォンに録音したばかりで録音はされませんでした。
 フルートとハープための協奏曲ではフルート・ソロをゴールウェイが吹いています。大変明るく透明なフルートであり、ツェラーとは音色が異なりますが大変美しいフルートです。
 協奏交響曲はハウプトマンの初めての録音でした。ミュンヘン・コンク−ルに優勝してから初めてソロを担当した録音かもしれません。演奏はカラヤンらしくレガートで始まるものでモーツァルトの美しさをあますところなく表現しています。まさに完璧なものです。クラリネットはシュトールが吹いており、ベーム盤で吹いていたライスターはこの一連の録音ではクラリネット協奏曲を、ローター・コッホはオーボエ協奏曲、ギュンター・ピースクはファゴット協奏曲でソロを吹いていました。またフルート協奏曲第1番はアンドレアス・ブラウが吹いていました。


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