ジャック・ドゥルプランク

ブラームス/ホルン三重奏曲/シューマン/アダージョとアレグロ
CD(REM REM311259)

1.ブラームス/ホルン三重奏曲変ホ長調Op40
2.グノー/ピストン・ホルンの為の6つのメロディー
3.シューマン/アダージョとアレグロ変イ長調Op70

  ジャック・ドゥルプランク(ホルン)(1〜3)
  ステファーヌ・トラン=ゴック(ヴァイオリン)(1)
  エルヴェ・ビヨー(ピアノ)(1〜3)
  録音 1994年

 フランスのホルン奏者ジャック・ドゥルプランクのアルバムです。彼はパリ音楽院でジョルジュ・バルボトゥに師事していますが、かつてのフランスのホルンの明るい響きはなくて、現代的なホルンになっています。
 ブラームスのホルン三重奏曲はかつてのイギリスのホルンのようなノンビヴラートの演奏で、第1楽章ののどかさを感じさせる演奏がなんともいえません。第2楽章のスケルツォでは快活な演奏で楽しくなります。第3楽章のアダージョ・メストは哀愁的なホルンの響きが素晴らしい。フィナーレは速めのテンポで勢いがあります。ピアノもヴァイオリンも力が入ります。
 グノーの「ピストン・ホルンの為の6つのメロディー」は1840年の作品で文字通りピストンの付いたホルンのために書かれています。全6曲で25分という大曲です。テンポはラルゲットとアンダンテによるもので穏やかな作品です。ドゥルプランクのホルンは穏やかな響きで好印象です。
 シューマンの「アダージョとアレグロ」はあまりにも有名なので、どのうような演奏になるかが聴きどころですが、ドゥルプランクのホルンがじつに安定したアダージョの演奏がまた素晴らしく嘆きの歌のようにも聞こえます。アレグロの演奏はさほど速いテンポではなく丁寧な演奏です。転調の部分もよい響きです。


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